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816 【“言葉にできない魅力”をどう経営に活かすか?」 — 感覚と構造のハイブリッド経営論】

816 【“言葉にできない魅力”をどう経営に活かすか?」 — 感覚と構造のハイブリッド経営論】

こんにちは。ピロ大西です。

 

 

♯816です

1,000話まで残り184

2,000話まで残り1,184

 

 

 

 

学生時代にもらった手書きのラブレター?

ふと思い出しました

 

 

封筒の中に

ややクセの強い字で

「ずっと前から好きでした。あなたの”雰囲気”が」

と書かれていたんです

 

 

 

…雰囲気⁇

いや、具体的にどこ⁉

圧が強いところ⁇

それとも全てが昭和風⁇

 

 

結局

その”彼”の”言葉にできない魅力”センサーには

引っかかったらしいけど

当時の僕はその正体がさっぱりわからず

自信と混乱のあいだで

モヤモヤしたまま終わりました…笑

 

 

さて

ビジネスの現場にもこの”言葉にできない魅力”

というのは、確かに存在する

 

 

 

「あの人に会うと、なぜか元気になる」

「この空間、なんか心地いい」

「この会社、うまく言えないけど”好き”」

 

 

数値化できないし、KPIにもならない

 

 

でも確実に人の心を動かす”感覚的な価値”

 

 

経営者として

この感覚をどう扱うかは非常に悩ましい

 

 

見えるものしか信じない人は

「それ、主観でしょ?データある?」

とスルーしがち

 

 

でも逆に

感覚だけで突っ走ると

全社が”ノリと勢い”で動き出し

3年後には社名だけカッコいい

倒産会社が爆誕してしまう

 

 

だからこそ必要なのが

“感覚”と”構造”のハイブリッド経営

 

 

言葉にできない魅力を

あえて言葉にしてみる努力と

言葉にならないものを感じ取る

余白の両立が鍵だと思う

 

 

たとえば

「このチームの空気感が好き」

という漠然とした声があるなら

それを構造に落とし込む

 

 

・毎朝1分の「雑談タイム」

・月に1回の「感謝を伝えるミーティング」

・”イケてる失敗”贈る社内表彰制度

 

 

逆に

「生産性!効率化!KPI!」と

数字ばかりを追いすぎて

社員の表情が固まりはじめたら

思いきって”数値にしない評価”を持ち込む

 

 

「この人の”場をあたためる力”

   プライスレスだよね」

と言える文化を意図的につくる

 

 

つまり

数字と感性の間に「翻訳者」が必要なんだなぁと

 

 

“ロジカルな詩人”を育てよう

Excelが得意だけど、空も見上げる人

売上も追うけど、感動も数える人

 

 

 

そんな人が

会社の魅力を見える化して

再現性のある構造へと落とし込んだら

それも面白い

 

 

そういえば

あのラブレターを書いてくれた”彼”とは

なんだかんだ今もつながっている

 

 

 

先日

その”彼”から久しぶりに

一言だけLINEが来た

 

 

…あれから何十年

ようやく”言葉にできない魅力”の意味が

ちょっとわかってきた気がしましたとさ…笑

 

 

本日のランダム過去記事紹介はお休みしますm(_ _)m

 

今日はここまで。

またすぐに。

 

この記事の筆者

H. Onishi

(株)ワンコンシスト
CEO(最高経営責任者)兼CMO(最高マーケティング責任者)
2022年10月中旬、フラッと現れ勝手に経営改革を始め現在に至る。

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