「派遣社員から正社員になりたいけど、不安なことが多い」「どうすれば正社員になれるか知りたい」と感じていませんか。

 

今回は、派遣社員から正社員になることはできるか、派遣社員から正社員を目指すときに抱えがちな不安、正社員になるメリットについて解説します。

 

さらに、派遣社員から正社員を目指す5つの方法、成功するためのステップと注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

派遣社員から正社員になることはできる？

派遣社員から正社員になることは可能です。現在勤務している職場が「正社員登用制度」を導入、もしくは正社員登用を検討している場合、勤務姿勢やスキルが評価されることで声をかけられるケースがあります。

 

働き方改革などから、正社員登用制度を導入する企業も増えているため、派遣会社に確認してみるのがおすすめです。

 

また、派遣社員として職場環境をチェックしてから正社員を目指したい場合は、双方の合意が得られた後にそのまま直接雇用となる「紹介予定派遣」を利用する方法もあります。

派遣社員から正社員を目指すときに抱えがちな不安とは

派遣社員から正社員を目指すときに抱えがちな不安としては、以下4つが挙げられます。

 

• 正社員としての責任感に不安を感じる
• 勤務時間や休日の自由度が低くて心配
• 異動や転勤をしたくない
• 仕事の悩みを相談できる担当者がいなくなるのが気になる

 

上記4つの不安について解説します。

正社員としての責任感に不安を感じる

正社員は、派遣社員と比べて仕事の範囲が制限されないため、個々のスキルに応じた業務を任されることになり、「上手くやっていけるかな」と不安を感じることがあるでしょう。

 

また、正規雇用だからこそ「企業の一員として失敗しないようにしなければ…」と身構えてしまう方もいるかもしれません。

 

しかし、正社員になった後は同僚や上司がサポートをしてくれるうえ、チーム一体となってやり遂げた後は、大きなやりがいや達成感を感じることもできます。

勤務時間や休日の自由度が低くて心配

派遣社員は、勤務時間や休日など働き方を選びやすいので、「正社員になることで窮屈さを感じてしまうのではないか」と思う方もいるでしょう。

 

このような場合は、自分に合った働き方をするためにも、紹介予定派遣を活用して平均勤務時間を確認したり、シフト制の職場を選んだりすると良いかもしれません。

異動や転勤をしたくない

正社員の場合、人事異動や転勤の辞令が出ることも考えられます。慣れ親しんだ環境を離れることに不安はつきものですが、幅広いノウハウが身についたり新しい人脈を構築できたりするため、将来の選択肢を広げられる大きなメリットもありますよ。

仕事の悩みを相談できる担当者がいなくなるのが気になる

派遣社員の場合、担当者に悩み相談ができるため、正社員になることで頼れる人がいなくなるのではと心配になるかもしれません。

 

実は、健康経営が注目されている最近では、会社内で仕事の悩み相談ができる「社内相談窓口」を設置する企業も増えています。

 

もしキャリアサポートを受けながら安定して働きたい場合は、後ほどご紹介する「無期雇用派遣」もおすすめです。

派遣社員から正社員になるメリット

派遣社員から正社員になるには不安がつきものですが、正社員になることで以下のメリットも感じられます。

 

• 安定した環境でキャリアアップを目指すことができる
• 毎月一定の給与を受け取ることができる
• 仕事の幅を広げられる
• 賞与など福利厚生がより充実する可能性がある

 

上記4つのメリットについて解説します。

安定した環境でキャリアアップを目指すことができる

派遣社員は同じ事業所で3年を超えて勤務することはできませんが、正社員であれば雇用期間の定めがなく、雇用契約が切れる心配もありません。

 

また、長期間働くことができるからこそキャリアアップのチャンスに恵まれやすく、成果を出すことで昇給や昇格につながるでしょう。

毎月一定の給与を受け取ることができる

派遣社員の給与形態は基本的に時給制であり、勤務時間によって給与が異なります。

 

一方で、正社員は欠勤をしなければ月の基本給が変動しないため、収入面で不安を感じることが少なくなり、ライフプランも立てやすくなるでしょう。

仕事の幅を広げられる

派遣社員は業務範囲が限定的ですが、正社員になることで裁量の大きい仕事やプロジェクトを任せられることもあり、業務の幅を広げられます。

 

これにより、スキルの向上や専門的な知識の習得ができるうえ、やりがいや達成感、さらに成果を出すことで昇給や昇進につながり、収入アップもしやすくなるのです。

賞与など福利厚生がより充実する可能性がある

正社員になることで、ボーナスを支給されるケースは多くなります。

 

また、家賃補助や結婚祝い金、子ども手当などの福利厚生も、正社員であれば利用できることに。

 

他にも、無料で食堂を利用できたり旅行補助や更年期ケアのサポートがあったりなど、会社によって様々な福利厚生が存在しており、ワークライフバランスを充実させることが可能です。

派遣社員から正社員を目指す5つの方法

派遣社員から正社員を目指すためには、主に以下5つの方法が挙げられます。

 

1.紹介予定派遣として働き、就業先の正社員を目指す

2.現在の就業先で正社員登用条件をクリアする

3.派遣の仕事を辞めて、正社員への転職活動を行う

4.転職支援サービスを活用する

5.無期雇用派遣として更新を気にせず働く

 

上記5つの方法について解説します。

紹介予定派遣として働き、就業先の正社員を目指す

実際に勤務をしてから正社員になるかどうか決めたい方におすすめなのが、「紹介予定派遣」として働くことです。

 

紹介予定派遣とは、派遣社員として働きながら正社員になるかどうかを検討し、派遣社員と派遣先企業の双方が合意した場合、正社員になることができる働き方です。

 

派遣期間中に、実際の仕事内容や職場の雰囲気を体感できるうえ、派遣会社の面談といったサポートもあるので、「すぐに正社員になるのは不安」という場合も安心です。

現在の就業先で正社員登用条件をクリアする

派遣社員として勤務している企業での正社員を目指す場合は、正社員登用の条件をクリアする必要があります。

 

まずは、派遣会社に、非正規雇用者を正社員として雇い入れる制度「正社員登用制度」を就業先が導入しているか、未導入の場合は正社員登用の検討をしているかを確認してみましょう。

 

正社員に登用されるための条件は会社によって異なるので、把握したうえで普段の勤務姿勢をさらに向上させ、場合によっては面接・試験対策を行うことが大切です。

派遣の仕事を辞めて、正社員への転職活動を行う

現在の就業先にこだわらずに正社員を目指す場合は、派遣の仕事を辞めて転職活動を行う方法もあります。

 

転職サイトで求人情報を検索・応募したり、気になる会社がある場合は公式ホームページから直接応募したりしながら、選考を進めていきましょう。

 

未経験の業種に転職をする際は、派遣で培った経験やノウハウを把握しておくことで、転職活動の成功につなげられます。

転職支援サービスを活用する

「正社員を目指したいけど何から始めれば良いのかわからない」という方は、転職支援サービスを活用してみましょう。

 

転職支援サービスとは、転職のプロが転職相談や求人紹介、応募書類の添削や面接対策などのサポートをしてくれるサービスです。

 

中には、非公開求人や企業の内部情報も伝えてくれる場合もあり、1人で正社員を目指すことに不安を感じている方におすすめです。

無期雇用派遣として更新を気にせず働く

「希望の職場で安定して働きたい」「キャリアサポートを受けながら働きたい」という場合は、無期雇用派遣という方法も検討してみましょう。

 

無期雇用派遣とは、派遣会社と無期限の雇用契約を結び、派遣社員として就業先で勤務する働き方です。基本的に月給制なので、勤務日数に関わらず毎月一定の収入を得られます。

 

仮に派遣先での就業期間が終了しても、次の派遣先が決まるまでの期間も変わらずに決まった金額の収入を支払われることも特徴です。

 

勤務先は、通常派遣会社と相談しながら決められるうえ、派遣会社が用意したキャリア構築のための様々な支援制度も受けられるため、未経験の職種でも安心です。

 

無期雇用派遣として働くためには、派遣会社の採用選考を受ける必要があるため、詳しくは派遣会社に相談してみましょう。

派遣社員から正社員へ。成功するための3ステップ

派遣社員から正社員への転職を成功させるには、以下3ステップで進めていくことが大切です。

 

1.正社員として何を優先して働きたいかを考える

2.派遣会社に相談する

3.面接や試験の対策をする

 

上記3つのステップについて解説します。

ステップ1：正社員として何を優先して働きたいかを考える

まずは、正社員として働くときに優先するべきことを考えます。

 

自分の中での優先順位がわかれば、求人を絞りやすくなり、正社員になった後のミスマッチも防げるでしょう。

 

「仕事内容」「収入」「働き方」「勤務時間」など、働くうえで自分が大切にしたいことは何かを考えてみてください。

ステップ2：派遣会社に相談する

次に、派遣会社に正社員を目指していること、働くときに優先したいことを相談してみましょう。

 

転職のプロである派遣会社であれば、あなたにマッチするキャリアステップの設計をサポートしてくれます。

ステップ3：面接や試験の対策をする

正社員として雇用するにあたり、面接や試験を設けている会社も多いため、忘れずに対策を行っておきましょう。

 

転職支援サービスを実施している派遣会社なら、無料で面接対策などのサポートをしてくれるので、活用するのがおすすめです。

 

また、希望する会社の事業内容、経営理念や事業ビジョンといった情報も収集しておくことで、面接や試験で企業が求める人材であることのアピールにつなげられます。

現在の就業先で正社員を目指すときのポイントは？

現在の就業先で正社員を目指したい場合は、以下のポイントを意識してみましょう。

 

• 意欲的に仕事に取り組む
• スキルを磨く
• コミュニケーション能力をアップさせる

 

仕事を主体的に進め、業務に活かせるスキルを身につけたり、職場の人間関係が良好であったりすることで、「ぜひ正社員として長く働いてもらいたい」と感じてもらえます。

 

また、正社員登用条件をクリアできるように、入念な対策をすることも大切です。

派遣社員から正社員を目指すときの注意点

派遣社員から正社員を目指すときは、以下3つの注意点を押さえておきましょう。

 

• キャリアプランを考える
• 自分の強みや経験を整理する
• 希望する業界・職種を理解する

 

上記3つの注意点について解説します。

キャリアプランを考える

自分にとっての理想の働き方を明確にし、その実現に向けた計画である「キャリアプラン」を考えましょう。

 

キャリアプランを立てることで、目的が明確になり就業先を探す際にミスマッチを防げます。

 

正社員になるための面接でキャリアプランを聞かれることもあるので、自己PRのためにも考えておきましょう。

自分の強みや経験を整理する

今までの自分自身を振り返って強みや経験を整理することで、仕事選びや面接・試験対策をすることができます。

 

例えば、自分の経験やスキル、考え方を、年表のように時系列で書き出す「自分史」を作成してみることで、自分についてより深く知ることができ企業へのアピールにつなげられます。

希望する業界・職種を理解する

あらかじめ、希望する業界・職種について調べておくことで、入社後のギャップを防げるうえ、企業への熱意をアピールすることにもつなげられます。

 

仕事内容や必要なスキル、平均年収や働き方などの情報を集め、自分らしく働ける職場を見つけていきましょう。

まとめ

今回は、派遣社員から正社員になることはできるか、正社員を目指すときに抱えがちな不安、派遣社員から正社員を目指す5つの方法などについて解説しました。

 

派遣会社「ワンコンシスト」では、担当コーディネーターが、派遣社員から正社員への転職を丁寧にサポートいたします。

 

転職のプロによる無料のキャリア相談や、正社員登用制度を導入している求人のご紹介など、ご希望に合わせてご提案させていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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