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824 【“同業他社と似てる”のは…最大のリスクかもしれない…コモディティ化の罠】

824 【“同業他社と似てる”のは…最大のリスクかもしれない…コモディティ化の罠】

こんにちは。ピロ大西です。

 

 

♯824です

1,000話まで残り176

2,000話まで残り1,176

 

 

最近?少し前かもしれません…

 

街中で

「からあげ専門店」をよく見かけました

 

 

都心を歩けば、からあげ

信号待ちすれば、からあげ

角を曲がっても、またからあげ

 

 

特産品に

“からあげ”を加えた方が

いいんじゃないかと思うほど…

 

 

もちろん

からあげは美味しい

 

 

どこもかしこも「秘伝のタレ」とか

「外はカリッと、中はジューシー」とか

謎に似たような売り文句

むしろ違いが分からない

 

 

気付いたら…

ブームは去ったのでしょうか

 

 

お店がかなり減った印象です

 

 

これ

企業でもよくある話です

 

 

採用サイトを見れば

「風通しの良い社風」

「チャレンジが出来る」

「アットホームな職場です」

 

……出た三種の神器

 

 

どの会社の文言も

もはやAIで生成されたんじゃないか…

そう思うほどテンプレ化している

 

 

マーケティングの世界でよく言われる

「コモディティ化」という言葉があります

 

 

簡単にいえば

商品やサービスの差別化が失われ

どれを選んでも

同じに見えてしまう状態のこと

 

 

しかも厄介なのは

提供している側が

「うちは違う」と思っていても

選ぶ側の目には

「同じ」に見えてしまうことです

 

 

からあげ屋さんも

A店は「にんにく強め」

B店は「しょうゆダレ」

C店は「国産鶏使用」

と微妙な差別化をしているが

からあげ素人の私は

すべて「茶色くてうまい肉」で括ってしまう

 

 

会社も同じ

「私たちはお客様と”伴走”します!」

と書いてあるが

 

 

隣の会社も伴走

向こうの会社も伴走

こんなに伴走されてたら

もはや自分で走れない…笑

 

 

では、どうすればいいのか…

 

 

大切なヒントは

「違いをつくる」のではなく

「違いを”伝える”」ことにある

 

 

実は

サービスに本質的な違いがなくても

それをどう伝えるかで

“差別化された存在”になることができる

 

 

たとえば

ある会社で「共創」という言葉を

キーワードにしていたとします

 

 

伴走もするし

課題も解決するけど

“一緒につくる”という姿勢を徹底している

 

 

その結果

「ちゃんと一緒にやってくれる会社なんですね」

と、ようやく少しづつ

“似た会社とは違う”と認識され始める

 

 

 

差別化とは、ポーズではない

態度であり、姿勢であり、そして伝え方の工夫

 

 

 

“からあげのレッドオーシャン”を振り返りながら

同じ罠にハマらないようにと今日も自戒します…笑

 

 

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今日はここまで。

またすぐに。

この記事の筆者

H. Onishi

(株)ワンコンシスト
CEO(最高経営責任者)兼CMO(最高マーケティング責任者)
2022年10月中旬、フラッと現れ勝手に経営改革を始め現在に至る。

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